入院前日、主人がお仕事を調整してくれたので、一緒に赤ちゃんを迎える準備をしました。
わたし一人では、泣いてばかりで何もできないなと実感しました。
毎日絶望の中を生きていましたが、まおちゃんにしてあげられることは何でもしてあげたいという思いと、主人と家族の大きな支えがあって、後悔のない準備をすることが出来ました。
出来ることは病院によっても様々だと思いますが、私たちが入院前日に準備したことを記しておきたいと思います。
お腹の赤ちゃんと3ショットを撮る
まずは主人に、お腹の赤ちゃんと笑顔で3ショットを撮りたいと提案しました。
一眼レフのセルフタイマーで撮影したのですが、夫婦ともに笑顔で撮影することが難しく・・・セルフタイマーの10秒間、笑顔でいることも耐えられないほどでした。
何度か撮影し、やっと成功しました。
失敗写真の泣き顔もたくさんありますが、これはこれで。思い出として残しています。
主人の涙はほとんど見たことが無かったのですが、今回のことで、主人が隠れて泣いている場面や、こらえきれずわたしの前でも泣いてしまったり。
わたしだけではなく、主人も同じくらいの痛みや苦しみを味わっているのだと思いました。
夫婦で正面から向かい合って話したり、お互いの事をおもいやったり、支えあったり、幸せになってまおちゃんに戻ってきてもらおう!と誓いあったり。
まだ結婚2年目ですが、以前より「夫婦」になれたような気がしました。
棺に入れるおもちゃやお菓子を準備する
写真は産後すぐのLDR室での写真です。
西松屋へ行って、夫婦でまおちゃんへのプレゼントを選びました。
購入したのは、おもちゃ・お菓子・レースの靴下・髪飾り・おしゃぶり・棺に敷くお布団です。
プレゼントを選びながら、こんな精神状態で西松屋へ行くなんて思っていなかったので、涙があふれて我慢できませんでした。
特に新生児用の洋服を見ると、やっぱりサイズが大きいなぁ、なんて思いながら、胸が苦しかったです。
洋服作りのための生地を買いに行く
まおちゃんは女の子だから、お空でもお洋服を着ていないと恥ずかしいよね。
パパとママでまおちゃんに似合う生地を選んだよ。
手芸屋さんに行って、主人が初めに持ってきた生地がトイレットペーパー柄。
小さくてかわいいトイレットペーパーのイラストがたくさん描かれた生地でした。
お空に着ていくお洋服にしてはちょっとなぁ・・・、と思って却下しました。ごめんね(笑)
泣いてばかりでしたが、少し笑えた瞬間でした。
夫婦2人で選んだ生地はガーゼ素材の涼しそうなもの。黄色とピンクが混ざったような色がかわいいね。
白いレースとリボンも購入しました。
最後に主人がワッペンをつけたいとのことで、かわいいワッペンを選んでくれました。
まおちゃんの「M」、お猿さんとバナナも一緒でかわいいね。
わたしの実家へ行く
この頃は、精神崩壊していて、突然声をあげて泣いてしまったり、ふとしたときに苦しくなって気持ちを保てなくなったり。
入院中もコロナで主人しか面会できなかったので、入院前にどうしても実家で過ごしたくて。
朝撮った3ショットの写真を現像して母にもあげました。
ここでも泣いてばかりでしたが、実家で過ごせたことで気持ちを落ち着かせることができました。
母がおむつを用意してくれていて、棺に入れてあげてね、と。
気持ちがとてもありがたかったです。
90枚入りの新生児用のおむつで、数枚はまおちゃんと一緒にお空に送りましたが、そのほとんどは手元に残っています。
主人とは、「またまおちゃんが戻ってきてくれた時に残り使おうね」と話しています。
天使のための棺と骨壺骨袋を準備する
棺は病院によっては購入できるところもあるそうです。
わたしが出産した病院でも棺が購入できましたが、わたしと主人の希望で自分たちで探すことにしました。
少し大きめの棺を用意し、中にたくさんのプレゼントを入れることができたので、自分たちで準備して良かったと思います。
この時点で、出産は3日後。それまでに棺を準備する必要がありました。
胎児用の棺の扱いは少ないながらもネットで探しました。
わたし達は即日配送に対応されていた天使のsoraさまで棺・骨壺・骨袋を購入しました。
かわいい棺、骨壺、骨袋をありがとうございました。
棺を包む棺覆いは、病院でとてもかわいいものを頂いたので、そちらを使いました。
お腹の赤ちゃんにお手紙を書く
実家から早めに帰宅して、お腹の赤ちゃんと3人で過ごせる最後の夜をゆっくり過ごしました。
入院は4日間ですが、コロナの影響で、最初の2日間は面会禁止、3日目の出産当日から主人のみ面会可能でした。
そのため、お腹の赤ちゃんと3人で過ごせる夜は最後でした・・・
便箋も購入したので、主人と一緒にまおちゃんへの手紙を書きました。
便箋は主人が好きなトイストーリーにしました。
折り鶴を折る
折り鶴用の折り紙も購入したので、入院前日から折り始めました。
110枚入りの折り紙を購入したのですが、主人が100羽以上折ってくれました。
出産当日の立ち合い中も折ってくれていました。
それを見た看護師さんが、「わたしも1羽折っていいですか?」と言って下さって。
わたしは陣痛で苦しい時だったのですが、看護師さんのお気持ちがとっても嬉しかったです。
のちに、主人が仕分けた折り鶴です。右が主人、左がわたしが折ったものだそうです。
主人に感謝です。
最後に・・・
入院前日に準備したことは以上です。
精神がボロボロのなかでの準備でしたが、主人と家族に支えられ行動することが出来ました。
内にこもって行動していなかったら一生後悔していたと思います。
今わたしと同じような経験をして悩んでいる方々にとって、少しでもこの記事が参考になればうれしいです。
当時こういった情報が少なく、何から始めればいいか分からなかったので、少しでも参考になればと思い記事にしました。
天使ちゃんたちのために、後悔のない準備を。
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