2020.07.10 (金)
妊娠21週3日、とっても可愛くて、小さな女の子を出産しました。
名前はまおちゃんです。
お口が開いていて、すやすや寝ているような、可愛くて愛しいお顔をしていました。
苦しそうなお顔をしていなくて、救われました。
思ったより小さくて、ママが作ったお洋服は少し大きかったかな?
そでにちゃんと手を通してくれて、胸の前に両手を置いていて、おてても爪も足も指もおへそも全部全部本当に可愛かったよ。
陣痛が弱いうちに主人に撮ってもらいました。
大きなお腹、愛しい胎動、もうすぐなくなってしまうと思うと涙が止まりませんでした。
さまざまな意見があることは理解しているので、投稿するかどうか、とても迷いました。
このような経験は初めてで、不安と恐怖で精神がおかしくなってしまいそうでしたが、
同じような経験をされた方の投稿をたくさん見て、情報を得ることができたり、参考にさせてもらえることもありました。
誰かのためになるのであれば、自分の経験を残しておきたいと思いましたし、
なによりも、私たちの勝手で、まだまだお腹の中に居たかったまおちゃんが産まれてきてくれたこと、その存在を残したいと思いました。
本当に本当に私たちにとってまおちゃんは天使でした。
夫婦の決断
これまでにも投稿してきましたが、クリフムで、多脾症候群にともなう5つの心疾患が見つかりました。(ひとつ前の投稿)
初めて説明を受けたときは、頭が真っ白であまり覚えていませんが、何があっても産むと強い気持ちを持っていました。
2度目の説明では主人と一緒にカウンセリングを受け、赤ちゃんの状態を理解することができましたが、夫婦2人で決断しなければなりませんでした。
選べないことを選ばないといけない。
毎日毎日、どうして私たちの赤ちゃんが・・・と、今までに経験したことのない悲しみにおそわれ、何も手につかず、泣いてばかりでした。
天使のためのバースプラン
自分勝手かもしれませんが、まおちゃんのためにしてあげたいことがたくさんありました。
その全てを実現することができ、やり残したことはありません。
クリフムから紹介して頂いた産院は、このような出産でも、バースプランをしっかりと受け入れてくれる病院でした。
- 出産後まおちゃんの肌色が変わってしまう前に3人で写真を撮りたい
- 手型と足型をとってほしい
- 母子手帳に出産の記録を書いてほしい
- へその緒ほしい
- 手作りの洋服を着せたい
- 棺は自分たちで用意したい
- 火葬の準備や役所への届け出も自分たちでしたい
- ケーキを持ち込みたい
- 入院中はたくさん面会したい
- 退院後は一緒にお家に帰りたい
- 普通の妊婦さんと同じように接してほしい
入院中のこと、死産の処置のこと、退院後のこと、火葬のことなどは、また落ち着いたら一つずつ投稿させていただきたいと思います。
天使のためのトツキトオカアプリ
まおちゃんを出産後、トツキトオカアプリを見るのが辛かったのですが、お空に還った赤ちゃんをお月さまにのせてあげられることを知りました。
「tool」の「赤ちゃん登録」から、「停止する」を選択して、再び「赤ちゃん登録」から「記録停止日(命日)」を入力しました。
まおちゃんがママのお腹に来てくれて、夢みたいで本当に本当に幸せな半年間でした。
10週でむくみを指摘されてからずっとずっと不安な妊娠生活でした。19週で重度の心疾患が見つかり、20週で疾患名が確定し、21週でお見送りをしました。
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