当日の朝はすごく早く目が覚めてしまって、3人で二度寝したね。
本当にベッドに3人並んで寝れたことが嬉しかったよ。パパとママは寝相がわるいから心配していたけど平気だったね。
パパとママとまおちゃん3人で寝ることができて本当に幸せでした。
まおちゃんが生まれてから毎日まおちゃんのお顔たくさん見てるけど、日に日にきれいに可愛く美人さんになってる気がするよ。
棺にお花を添えて
棺に添えるお花は主人が近くのお花屋さんで選んで買ってきてくれました。
お花屋さんにも事情を話し、女の子だからと可愛いピンクのお花をたくさん入れてもらいました。
花束の中から、お花の部分を切って、ひとつひとつまおちゃんのお顔まわりに並べました。
棺の中には紙やお花など燃えるものしか入れることができないと聞いていたので、お花に加えて、パパとママからのお手紙と、入院前日に3人で撮った写真と、カラフルな折り鶴をたくさん添えました。
まおちゃんにとって広かった棺が、贈りものでいっぱいになってしまったけど、居心地はどうだったかな?
華やかなお花や折り鶴に囲まれたまおちゃんは、何度見ても本当に可愛くて、愛しい気持ちが涙となってたくさんあふれてきました。
パパが買ってきてくれたお花も気に入ってくれたかな?とっても似合ってたよ。
おじいちゃんおばあちゃんが来てくれたよ
棺の準備をしながら家族3人の時間を過ごしていると、お互いの両親が来てくれました。
両親の顔を見ると、気が張っていた部分がゆるんでしまって、やっぱりたくさんたくさん泣いてしまいました。
普段は気難しい父も、この日ばかりは子供のように泣いていて・・・本当に家族みんながまおちゃんのことを温かく迎えてくれている気がしました。
まおちゃんのおじいちゃんおばあちゃん達も一輪ずつ棺にお花を添えてくれたよ。すごく華やかなお部屋になったね。
火葬場では棺を開けることが出来なかったので、まおちゃんの姿を見ることができるのは、お家でのこの時間が最後でした。
写真や動画にはまおちゃんの可愛い姿をたくさんおさめたけれど、棺を閉じる瞬間が来るのが怖くて怖くて仕方ありませんでした。
まおちゃんをしっかり見て、まおちゃんにたくさん触れて、まおちゃんにいっぱい喋りかけてから、ママが棺のふたを閉じました。
もうまおちゃんの姿を見ることができないと思うと涙が止まりませんでした。
火葬場へ
お空でまおちゃんが寂しくならないように、棺のまわりにおもちゃやお菓子をたくさん並べたよ。まおちゃんには少し大きいけれど、お洋服やおむつも並べたよ。
おじいちゃんからはお雛さんももらったね。女の子なのにひな祭りを楽しむことが出来ないのが気がかりだったようで、父が雛人形を準備してくれていました。
棺に入りきらなかった折り鶴も添えて、小さな棺のまわりがとっても華やかになったね。
それでもきっと、まおちゃんは暗いところで怖かったよね。寂しかったよね。怖い思いさせてしまって本当にごめんね。
まおちゃんが無事にお空にたどり着けるように、パパがたくさん鶴を折ってくれて、まおちゃんの周りに並べたよ。
お空についた後、また帰ってくる場所が分かるように、お家にもひとつ鶴をおいておこうと思っていたんだけど、パパもママもすっかり忘れちゃってて・・・全部まおちゃんの周りに並べたの。
まおちゃんがお骨になって帰ってきたときに、鶴が一羽だけポツンと残ってたんだけど、きっとまおちゃんが残してくれたんだね。ありがとう。
火葬場で折り鶴だけ残ることってあるのかなぁ。ほんとに不思議だった。まおちゃんからのメッセージだったのかな?
折り鶴を目印に
まおちゃんのお骨と一緒に、まおちゃんが残してくれた鶴も一緒にお家に帰ってきたよ。
これでまおちゃんは戻ってくるお家が分かるね。鶴を目印にしてね。
まおちゃん、ママのお腹にきてくれてありがとう。パパとママを選んでくれてありがとう。
またパパとママのところに戻ってきてね。また一緒に川の字になって寝よう。パパに秘密でこっそり女子会もしよう。
パパとママはまたまおちゃんに戻ってきてもらえるように、幸せなお家を準備して待ってるね。
まおちゃん、これからもパパとママとず~~~っと一緒にいよう。
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